ひろゆき「テレビは嘘つかないと世間は思っているから騙される人が多い」 メディアの信用度について雑談配信者たちが考える
ネットの情報はテレビより信頼できない?
嘘を嘘を見抜く方法は?
小学4年生から中学2年生を対象に博報堂が行った『メディアの信頼性に関する調査』によると、「テレビの話は本当のことが多い」と答えた子どもの割合が71.3%と過去最高になった一方で、「インターネットの話は本当のことが多い」と答えた子どもの割合は29.0%と過去最低となりました。
「テレビで疑惑を取り上げ続けると、悪いイメージを植えつけることができる」「テレビは主導権を持っているため悪質」と語るのはニコ生を中心に活動している雑談配信者・野田草履さん。
果たして信頼できるのはネットとテレビのどちらなのか、野田草履さんを中心に雑談配信者たちが議論を繰り広げました。
編集/ノダタケオ( @noda )
嘘でも報じられ続けると、イメージを植えつけられてしまう
野田草履:
テレビはどの話題を取り上げるかの主導権を握れるじゃないですか。安倍政権の加計学園問題だって、証拠がなくて、疑惑でしかないと思うんです。でも、あの問題をテレビが取り上げ続けることによって、政権のイメージを下げることができるんですよ。
例えば、「野田草履は嘘をついた」とネット上で証拠もなく書き続けることによって、オレが嘘つきじゃなくても、「嘘つき」というイメージを植えつけることができる。それは卑怯ですよね。
あと、(いまリスナーからコメント投稿されている)オレが原付の免許試験を受けて22点しか取れなくて落ちたっていう話。オレ、原付免許試験は受けたことがないけど、これを書き続けることによって、「野田草履は原付免許試験で22点しか取れなかったアホ」というイメージをつけることができるんですよ。
ひろゆき:
う、うん。そうだね(笑)。
野田草履:
それを、作戦でやってるんですよ。
ひろゆき:
NERさんは「慶応出身だし、もうちょっと点を取りそう」というイメージがあるけど、野田さんは22点を取りそうな顔してるよね(笑)。
野田草履:
そんなこと言ったら、「横山緑が女とやりまくっている」と嘘を書かれたら、緑さんは女とやりまくっていると言われても仕方がないイメージがある、って話になりますよね。
横山緑:
人を見ただけで言われちゃうのは、ボクも嫌だし、それはよくない。
野田草履:
ボクのことを「デブ」と言ったり、緑さんのことを「ハゲ」と決めつけて言ったり、(報じ続けたり、書き続けることによって)イメージを過剰に植えつけるんですよ。緑さんはそんなにハゲてないし、オレもそんなに太っていないし。ネットよりもテレビのほうがそういうイメージをこびり付けるのはうまいと思います。
ひろゆき:
「テレビはそんなに嘘つかないだろう」と(世間は)思っているから、そういう意味では騙される人が多いだろうね。
野田草履:
事件やニュースでも「取り上げる話題」と「取り上げない話題」がある。例えば、ベッキーの不倫が叩かれて、テレビは毎日長い間取り上げているのに、渡辺謙は不倫したのに叩かれもしないし全然取り上げもしません。それは、テレビが差別しているじゃないですか。テレビは選ぶ権利があって、主導権を持っています。その点では、ネットよりテレビのほうが明らかに悪質だと思います。
ひろゆき:
ネットでも話題にならない事件とかニュースはいっぱいあるよ。そういうのは主導権を持っているかより、結局、見る側がそういうのが好きかどうか(でテレビは話題を選んでいる)ってならない?
野田草履:
でも、ネットで書かれるより、テレビが一回取り上げるほうが拡散力が違うじゃないですか。今でも、テレビが世の中のニュースになって炎上する話題の主導権を握っていると思います。テレビのほうが責任あるし、嘘をついたとしてもネットよりテレビのほうが悪質ってことになりますよね。
ひろゆき:
うーん、確かにね。ボクもそう思う。
JIN:
正義のブログ「オレ的ゲーム速報」ではそういうテレビの悪事とか、嘘ついたりするのを全部、容赦なく取り上げていますんで、テレビがなにかをやらかしたら断固戦いますから、良ければ「オレ的ゲーム速報」を見てください。
横山緑:
なんで宣伝が始まったんだ……?