駅弁用の「加熱式弁当箱」を買ってみた! 引っ張るだけでアツアツになる仕組みと食べる際のポイントを解説
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【駅弁】こんなに熱くなるの?加熱式弁当箱の仕組み』というホルモンしま田さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
みなさんは旅行や仕事で遠出する際に、新幹線や電車に乗ったら駅弁は食べますか? むしろあの駅弁が一つの楽しみですよね! 今回は昔からあるあの紐を引っ張ると温かくなる弁当箱の仕組みを徹底的に解剖しようと思います! それでは早速やっていきましょう!
投稿者のホルモンしま田さんが紐を引っ張ると温かくなる弁当箱のセットを購入しました。電子レンジなどが無い状態でも、温かいお弁当を食べるために生まれた容器です。
中には生石灰の発熱剤が取り付けられていました。生石灰は水を加えると化学反応が起きて消石灰になるのですが、その際に熱エネルギーを発生する特徴があります。
中皿に食品を置いたら蓋をし、食べる直前に紐を引くと発熱剤の中の生石灰と水が反応して100度の熱蒸気が発生。発生した熱蒸気が中皿を下から温め、さらに側面から上昇した熱蒸気が対流熱を起こし、蓋によって輻射熱となり、食品を様々な方向から温める仕組みです。
まずは水を温めてみます。中皿に入れた水の温度は17.3度。
横の紐を引いたところ、中からジュウウッと音がしてきました。5、6分でお弁当にちょうどいい温度になるそうなのでしばらく待ちます。温かさは30分ほど保たれるとのこと。
2分経つと、蓋表面が43度になりました。蓋を触ってぬるいくらいの温度です。
4分後、出来立てのお弁当を買って家に着いたときくらいの熱さになりました。
5分後、蓋を開けるとうっすら湯気が上がりました。お弁当箱の中の水の温度は57度です。
57度のお湯は触ることはできても、長時間指をつけることはできない感じでした。真ん中辺りが特に熱いとのこと。
次はお弁当を実際に作ってみます。まずは醬油だれをベースに白コショウとパプリカパウダーとゴマ油を入れて肉を味付け。
そのまま食べたくなるようなお肉を炊きたてのご飯の上に乗せ、モヤシとほうれん草のナムルを添えます。
この時点でお弁当の温度は50度から60度です。
2時間ほど置いて冷ましたところ、外が18度で中の温度が20度前後になりました。
紐を引いて加熱し、5分待ちます。
5分後、お弁当箱の蓋を開けるとフワッと湯気が出ました。
温度を計測したところ、57度と出来立てに近い温度に戻っています。特にご飯は61度とかなり熱々です。
「いただきます」と食べたブッチャーしまださんによると
ご飯がもう熱いくらいです
お肉も加熱されて柔らかくなっています
炊きたてのご飯を詰めたのと変わらないくらい熱いのだとか。そしてお弁当のあるあるとして、付け合わせも一緒に熱くなるイヤな感じもしっかり再現されているそうです。
今回買った容器は少量での購入なので1箱が500円ほど。500や1000など大量のロットならば300円くらいになるそうですが、使い捨てのお弁当箱として屋やはり高額です。
ある程度単価の高いお弁当を提供する場合でないと割に合わないかもしれません
普段使いのお弁当はレンジで温めるのが理にかなっているということのようです。
食べ終わったあとの弁当箱の底の温度は70度から80度くらいあるので、片付けの際は火傷に気をつけてくださいとのことでした。
視聴者のコメント
・おいしそう
・贅沢な焼肉弁当やね
・ミリメシも同じ原理の有るね
・そら牛タン弁当とか高くなるわな・・・
・ミスター味っ子と孤独のグルメで知ったなぁ
・はえーしゅっごい
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【駅弁】こんなに熱くなるの?加熱式弁当箱の仕組み』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43189139
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