清涼飲料水「ジンジャーエール」はナゼお酒を表す“エール”なの? ジンジャーエールの成り立ちから解説してみた
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『ずんだもんのたべもののヒミツ -ジンジャーエールのヒミツ-』というかむの墓場さんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
今回はジンジャーエールについてです。 最後まで見るのだ。 いいねに余談があります。
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清涼飲料水として大人から子どもまで親しまれているジンジャーエール。なぜアルコールを使っていないのに、ビールの一種「エール」の語が付くのでしょうか。投稿者のかむの墓場さんがジンジャーエールについてその歴史から解説します。
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ジンジャーエールは元々はアルコール飲料でした。その由来はイギリスの「ジンジャービア」という伝統的な飲料。
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ジンジャービアは生姜を入れた砂糖水を酵母で発酵させて作るもので、発酵の過程で炭酸ガスが発生。炭酸のアルコール飲料になるそうです。
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ただしアルコールはほとんど無いので、清涼飲料水の仲間扱いになるとのこと。日本での甘酒みたいなものだとか。
ここから現在親しまれているジンジャーエールになったのは、2人の薬屋による発明があったからだとかむの墓場さん。
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まず1人目はアメリカ人のトーマス・カントレル。
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薬屋で外科医の彼は、1850年頃に生姜の風味が強く残っていて、甘くて色の濃い飲み物「ゴールデン・ジンジャーエール」を開発しました。
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こちらは砂糖水に生姜を加えたジュースへ二酸化炭素を加え、炭酸飲料にしたものだったようです。
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2人目はカナダ人のジョン・マクローリン。
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化学者で薬剤師の彼は1890年に炭酸水の瓶詰工場を設立し、ドラッグストアで炭酸水を販売していました。その炭酸水を使って美味しい飲み物を作りたいと考えた彼が炭酸水と合うフレーバーを模索。
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そうして1904年に完成したのが、「ペール・ドライ・ジンジャーエール」です。
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その後1907年に「カナダドライ・ジンジャーエール」として特許を取得しました。
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禁酒法時代、カナダドライはお酒が飲めなかったアメリカ人たちにミキサーとして使われて大人気になったそう。こちらは生姜の風味はほどほどで、より甘くて美味しい飲み物だったからかもしれません。
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現在、ジンジャーエールはコカ・コーラのカナダドライ(左)とアサヒ飲料の「ウィルキンソン」が有名どころです。
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ちなみにカナダドライの方はジンジャーエールで、ウィルキンソンは「ジンジャエール」だそうです。カナダドライは甘くて子どもでも飲みやすく、ウィルキンソンは辛くて生姜の風味が強くアダルティな味という違いもあります。
かむの墓場さんによるジンジャーエールの解説。詳細に興味を持たれた方はぜひ動画をご視聴ください。動画終盤にはジンジャーエールの手作りレシピも紹介しています。
視聴者のコメント
・へー!
・日本のノンアルコール飲料的な?
・甘い飲み物は大抵、滋養強壮の飲み薬がルーツよね
・クラフトジンジャーエールって感じか
・どっちも好き
・微妙に違うのね
・いい動画だった
▼動画はこちらから視聴できます▼
『ずんだもんのたべもののヒミツ -ジンジャーエールのヒミツ-』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm43600104
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