“本物のタコ”を使って「タコさんウィンナー」を作ってみた! 本物のカニさんウィンナーも追求した結果、未体験の不思議な食べ物の出来上がり
今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『本物のタコを使ってタコさんウィンナーを作ってみた!!【ゆっくり】【サイエンスクッキング #13】』というしうさんの動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
博士、気づいちゃったんです! タコさんウィンナーって……タコ入ってないですよね!? これは一大事だってことで、タコを使ってウィンナーを作ってみました!!

お弁当の定番、タコさんウィンナーとカニさんウィンナーにタコもカニも入っていないことに気付いてしまった投稿者のしうさん。本物のタコとカニでウィンナーを作ることにしました。

その前にウィンナー作りを知るため、まずは豚を使って普通のウィンナーを作ります。材料は画像の通り。羊の腸はAmazonで購入しました。


ソーセージメーカーもアマゾンで購入したもの。こちらの口金部分に塩抜きしたヒツジの腸を被せるのですが、着ぐるみ姿はこの作業に向いていないとのこと。1.5mの腸を装着するのに30分かかったそうです。


次は中身作り。豚ひき肉に塩を加えて馴染むまで軽く練ります。


そこへスパイスと砂糖を投入。ニンニクと生姜も加えてよく練りました。


粘り気が出て練りにくくなったら水を加えて練りまくり、さらに片栗粉を加えてとにかく練ります。


練りまくった豚肉をソーセージメーカーに詰めて腸詰めにします。ハンドルを回して豚肉を押し出すこの作業はとても楽しいそうです。



肉を詰め終わったら腸を玉結びにし、バルーンアートのようにひねってウィンナーのできあがり。あとは70度くらいのお湯で、沸騰させず20分ほど加熱します。


ブタさんウィンナーの完成です! スーパーでよく見かけるものは燻製されていますが、こちらはボイルしただけなのでこのような色なのだそう。


食べてみると美味しい! スパイスが良い塩梅だったそうです。焼いたらさらに美味しかったとしうさん。

次はいよいよ本番。真のタコさんウィンナーとカニさんウィンナーを作ります。


タコはフードプロセッサーでミンチ状にしました。


塩と魚介類に合いそうなスパイスで味付けをしてよく練りました。豚肉と違い脂身が無いため、練る工程にどれくらいの意味があるのかわからないとのこと。タコでウィンナーを作るレシピはどこにも無いので手探り状態です。カニはほぐし身を使い、同様に中身を作っています。


続いて腸詰工程。皮の色味でまだらに紫色になったタコに対し、カニの方が見た目は美味しそうです。

ひねって編み込んだものを茹でて……

タコさんウィンナーとカニさんウィンナーの完成です!

茹でても紫色っぽいままだったタコさんウィンナーからいただきます。


食べてみると美味しい! 「面白い味」としうさん。茹でたタコとも違うし、カマボコとも違うしと、未体験の不思議な食べ物になったとのこと。ぷりぷり食感のタコがスパイスのおかげで爽やかな風味になり、思いがけず美味しかったそうです。

次は見るからに美味しそうな色味のカニさんウィンナーを食べてみます。


その感想は「激マズ」「びっくりするほど美味しくなかった」とのこと。齧ると中からボソボソのカニの身が出てきて、しかも妙に生臭いのだそう。カニの悪い部分が凝縮された味わいになったとのことでした。

カニは腸詰にするな
という結果を得ることができたしうさんの検証。タコとカニ両方に言えることは、ウィンナーの醍醐味である油分が足りないためパサパサしているだそう。ラードなどで油分を補えばもっと美味しかったかもしれませんが、それなら豚肉で作った方がいい。「ウィンナーは豚肉がうまい」という結論を得ました。
しうさんの挑戦の詳細に興味を持たれた方はどうぞ動画をご覧ください。ちなみにブタさんウィンナーを作るのはかなり楽しいのでオススメとのこと。皆でやると盛り上がるやつなのだそうです。
視聴者のコメント
・いまタコ高いのになんと贅沢な…
・カニぱん「おっそうだな」
・うさぎりんご「お、おう…」
・かっぱ巻き「おっ、そうだな」
・意外だね
・イメージと逆の結果って感じだな
・面白い結果になった
▼動画はこちらから視聴できます▼
『本物のタコを使ってタコさんウィンナーを作ってみた!!【ゆっくり】【サイエンスクッキング #13】』
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