「5.5象」「ヤギトラップ」謎の戦略用語がズラリ。ニコニコ大百科の『どうぶつタワーバトル』ページがガチな件
2017年12月上旬ころから、SNSを中心に一大ムーブメントを巻き起こしているスマホゲーム『どうぶつタワーバトル』。ニコニコ動画でも数多くの対戦動画が投稿され、人気を博している。
そんな本作のニコニコ大百科のページがガチらしいと、Twitter上で話題になっていると聞きつけ、早速該当ページへ。結果から言うと、攻略ページと化していた。
謎過ぎる動物用語の数々
・2カバ、2トラ
0回転で平面に強い横長イラストだが、二回転で縦長になりそのまま直立できる。狭い足場を利用して安全に手番を越しつつ、相手の足場を狭める高火力が魅力的。
・2キリン
足場に対して、首と脚の二点で接するため非常に安定する。困ったときはとりあえずこれを使っておけば大体大丈夫。「守りの2キリン、攻めの0キリン」とも。
・ヤギトラップ
小型であるヤギを他の動物に押し出されやすい場所に置くことで、直接動物を落とすのではなく、設置したヤギを相手に押し出させ落下させることで勝利を狙う戦法。
動物の前の数字はタップ数を表しており、2カバはカバを2回タップして回転させて置くことを指している。
動物ごとに置きかたの定石の研究も進められており、強み・弱みが解説されている。また、5象のナーフ、5.5象の台頭についても触れられており、初心者や中級者に有益な情報がしっかりまとめられている。
戦いかたを表すTCG用語
・コントロール
0サイや0パンダなどでがっちりとした土台を作り、相手をタワー戦へと引きずり込む戦略。どうぶつたちの引き運、そして重心や各型への理解が求められるため玄人向けである。
・アグロ
0キリンや1ゾウなどの不安定な土台を作ったり、意図的に足場を狭めるように積むことで短期決戦を狙う戦略。タワー戦になる前に決着をつけようとするため、比較的格上を狩りやすい。
カードゲーム経験者には馴染み深い用語だが、まさか『どうぶつタワーバトル』で聞くとは思いにもよらなかったのが、多くのプレイヤーの本音だろう。
戦術をわかりやすく表しているのだが、読んでいるとじわじわ笑いがこみ上げてくる。
まるでe-Sportsな戦術用語
・タワー
どうぶつたちが積み重なり天に向かって伸びていく様。ブレーメンタワーとも。どちらが先にタワーを倒すかの戦いはタワー戦とかブレーメン合戦などと呼ばれる。そのため時々プレイヤー間で「ブレーメンに持ち込まれる前に巴投げを仕掛ける」といった会話になる。
・巴投げ
5象に代表される技。丸い背中などが底面になってグラグラと揺れる状態だと、重心を合わせないで乗ったどうぶつを巴投げのように盤外に放り投げる。5象の他には4パンダなどもこれを狙える。
“巴投げ”の使いやすさは異常。
この言葉を知ってしまった後にゲームをプレイすると、象が、パンダが、実際に投げているように見えてきてしまう。
2象の解説がいつ更新されるのか
いったい誰が編集したのかわからないが、以上のようにニコニコ大百科の『どうぶつタワーバトル』ページの情報量はなかなかに充実している。
『どうぶつタワーバトル』プレイヤーなら知っている方がほとんどだろうが、最近話題になっている“2象”の攻略情報が更新される日も近いのではないだろうか。
さて、どのような解説がなされるのかいまから楽しみである。