現地民による“沖縄移住ライフ”をオススメしない理由! 賃金、物価、交通のリアルをたっぷりと解説してみた
今回紹介する、はっちーさんが投稿した『【ゆっくり考察】沖縄県民だからこそ沖縄移住をおすすめしない理由 ~理想と掛け離れた現実~』では、音声読み上げソフトを使用して、沖縄県民の投稿者が沖縄生活の現実について解説していきます。
現地の手取りは13~15万前後が多い
霊夢:
みなさんは沖縄移住はどう思いますか? 青い海に青い空、白い雲。同じ日本という国で、南国リゾート気分でまったり過ごしたい。そうお考えではないでしょうか。魔理沙:
確かにハワイなどの国外に住むよりハードルも低く、あの綺麗な海でバカンスできるからな。しかも冬も10度以下にはほとんどならないし、春の花粉もほとんどないから住みやすそうではあるな。
霊夢:
甘い! そんな甘い考えで移住なんてしたら、泣いて帰ることになりますよ。今から沖縄での現実を教えてあげますよ。 まずは賃金について話していくよ。厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」によれば、沖縄県人の平均年収は377万円となっています。しかし377万円とは、仮に賞与夏冬1ヶ月分もらったと仮定して、377万を14ヶ月で割ったら、単純に約月27万円もらっていることになります。確かに一部の優秀な企業の優秀な社員ならこれくらい貰っていてもおかしくはないでしょう。しかし求人広告誌を見たらわかるが、大体月給16~18万円がほとんどですよ。
これから社会保険やらなんやら引いたら、手取り約13~15万前後になる計算です。そして昇給や賞与についても書かれていないことが多い、イコールないところも多いというわけです。
物価も本土と比較してさほど安くはない
魔理沙:
しかし物価が安ければ問題ないのでは?霊夢:
沖縄は物価が安いと言われていますが、お野菜やお肉などの食品に関しては、本土と大して変わりません。下手したら本土より高い時もあります。
魔理沙:
どうしても船便や航空便で運ばないけないからコストがかかるんだな。霊夢:
次に賃貸についてですが、さすがに東京などの首都圏や大都市と比べたら低いです。しかし福岡くらいはあると思います。5年ほど北九州に住んでいて、駅チカで1Rオートロック&エレベーター付きで35000円前後のところに住んでいました。沖縄で駅チカではないにしろ、似たような条件で検索すると大体同じぐらいでした。しかも年々物価が上がっていると聞く。魔理沙:
まじかよ……。霊夢:
離島の宮古島なんてやばいらしいよ。魔理沙:
みんな金持ちだなぁ~。
移動手段はほぼ車のため渋滞は当たり前
霊夢:
まず沖縄に電車がないんです。一応モノレールはあるけど、那覇付近だけなので、他の地域には不便です。魔理沙:
空港から出発しているので観光客には便利だよな。霊夢:
そういうことです。なので沖縄では足がないと行動範囲が狭くなるので、車持ちが多いのですが、通勤や退社の時間には車で15分のところが1時間以上かかるのが当たり前になります。9時出勤で7時起きなんて、ご近所以外ではできません。移動手段としてはタクシーやバスもありますが、交通状況的には変わらないですし、バスに関しては時間がルーズなので、予定時刻を大幅に過ぎ、次の予定時刻に2台まとめて来たりします。
魔理沙:
でもウチナータイムという謎の言葉があるじゃないか。霊夢:
あれは友達と待ち合わせの時は許されるが、仕事では許されるものではないです。なので出勤する時だけは早めに出る人が多いのです。また車持ちということは維持費もかかるので、そこも家計に響きますよ。あくまでもですが、これは私のような力なき一般ピーポー向けであり、移住を否定しているわけではありません。個人的に能力がある人は、沖縄だろうがどこだろうが生きていけるので、移住は自由だと思いますし、このような動画は見ないと思います。そうあって欲しいと願ってますよ。
この現実には「いくらリゾートでも不便ならどうしようもない」「観光地になってる田舎に居たからわかるわ……」「一番の問題は仕事自体がないことだよ」というコメントが寄せられました。解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。
▼動画をノーカットで楽しみたい方は
こちらから視聴できます▼
―あわせて読みたい―
・沖縄語の学習アプリが激ムズな件。持つは「むちゅん」、持たないは「むたん」、持っていませんでしたは「むっちょーいびらんたん」法則性が謎すぎる