発売から27年目で“隠しメッセージ”の解読に成功! SFC版『デザエモン』に開発者が仕込んだデータ転送機能を見事実行
今回紹介するのは、ひろーみんさんが投稿した『【デザエモン(SFC)】隠しメッセージにある通信機能を使う方法【27年越しの謎】【実現】』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
デザエモン(スーファミ版)にある、隠しメッセージの謎・・・・コントローラーポートを使って、データの送受信が自由自在にできる???にわかには信じがたいが、もしほんとうにそんなものが仕込まれているなら謎のままにしておくのは惜しい。。
ついったーで経緯はご報告していた通り私も、こうみえて、わりと苦労して、泥臭く、そしてたどりつきました。。。
27年越しの謎。ニッチ産業すぎることもあり、一応は世界初の成功?です。
1994年9月30日に発売されたシューティングゲームを作るソフト『デザエモン(スーパーファミコン版)』には、開発者による“隠しメッセージ”が仕込まれていました。その謎が解き明かされました。
『デザエモン』ではある特定の操作をすると、“ひみつ”と題された開発者からの隠しメッセージが表示されます。これが発見されたのは2016年頃のことでした。
隠しメッセージによると「ジョイパットポート1を使って、データのやりとりができる」そうです。自分で作ったゲームをコンピュータで吸い出したり、カセットに転送したりできる機能が隠されているようです。
謎解きを開始します。「アセンブラの知識と簡単なハードの知識と根気があればできるでしょう。」というメッセージから、ハードに関しては難しいことはしていないと考えました。
どうやったら通信できるのでしょうか。開発者の気持ちになって、コントローラーポートを眺めてみます。普段は使われていない空きポートがあやしいと予想します。
実験用アプリ、USBマイコン、自作ケーブル、スーパーファミコンとデザエモンのカセットを用意しました。
信号入力をしたところ、「COMMUNICATION MODE」に入ることができました。どういう信号かは”やばすぎて言えない”そうです。
動画では、判明した通信プロトコルについても詳しく解説しています。
実際に送受信を試してみます。まず、実機でアイコンを制作し、実験用アプリに向けて送信します。
次に、実機でアイコンを消去します。そして、先ほど取得したデータをデザエモンに向けて送信します。
アイコンが表示されました。転送が成功しています。
正解にたどり着くまでにどれだけの試行錯誤があったのでしょうか。投稿者は、動画の最後でポケコンからデザエモンへのデータ送信を行っています。「そういうこともできるのねw」との声があがっています。
視聴者コメント
隠しメッセージ知らんかったわ
すげーな
完璧じゃないか
面白いことを考えるもんだな
文/高橋ホイコ