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30坪で暮らすならどっちの間取り? 家族3人の“平屋暮らし”を考えながら書いてみた !

 今回紹介したいのは、ゆっくり建築士picoさんが投稿した『【間取り比較】狭小地の平屋は建築士も苦労する!?』という動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

皆さん、こんにちわ! 一級建築士の魔理沙と 二級建築士の霊夢です。 今回、私たちが夫婦三人で暮らす平屋を考えてみました。 条件は下記のとおりです。 ①同じ敷地 ②同じ敷地の面積 ③同じ建物の面積 ④同じ家族構成 ⑤同じ金額 ⑥違う間取り
⑥の間取りだけ違い、あとは同じです。 他、すべて同じ場合、あなたはどちらの間取りを選びますか?


 30坪の敷地に夫婦と子どもの家族3人で暮らす平屋の間取りを、一級建築士の魔理沙(赤)と二級建築士の霊夢(黄色)が考えるという試みです。

 まずは2人とも車を書きました。30坪と言うのは中々に厳しく、さらに平屋で家族3人となるとかなり難しいそう。最初にコンセプトを決めてそれを守ろうとするとかえって書けないので、今回は2人とも「コンセプト無し」で行くとのこと。「各空間をストレスなく配置していく」という点に集中します。

 次に左の霊夢が書いたのは1坪の浴室と1畳の脱衣所。人が長く滞在しない空間を節約します。間取りを書いているときには、その中で人が歩いて回ることを想像し、動線にストレスが無いかを考えているとのこと。

 対する魔理沙は今回は無しとした「隣地」の情報を本来は意識して考えるとのこと。窓、勝手口、給湯器、植栽、庭、室外機、換気扇などは敷地を見た時にまずは押さえておきたい情報だそうです。

 霊夢は奥まった位置に玄関を配置。ここも最小限の広さを意識しました。

 魔理沙は4畳半にクローゼットとベッドだけの小さな夫婦の寝室を書きました。シングルベッドの間には窓が見えます。本来6畳は欲しいけれど、洋服収納と寝るだけの空間と割り切ったそう。

 そして寝室の右側の縦軸に水回りをまとめるそうです。間取りを収めるだけでなく、設計師としての捨てきれなかったプライドをここで見せたいとのこと。水回りをまとめる利点は家事動線を短くできることと、室内から外部に排水する際に排水経路がまとめやすいことにあります。外部の排水桝の位置や下水までの排水経路を考えやすくなり、工事がはじまったときに現場監督さんと話がしやすくなるとのこと。

 お風呂の次は洗濯機と並んでハンガーパイプを設置し、室内干しができるようにします。

 そして黄色の丸は2つ目の手洗い。贅沢ですが、洗濯物が干してある家族用の手洗い空間と来客用の手洗いを分けることができます。また、ここに窓を持って来ることで玄関空間を明るくする効果もあります。これはいいですね。

 霊夢はこの間に、夫婦の寝室と子ども部屋を書きました。夫婦の寝室は魔理沙と同じ形で、子ども部屋はベッドと机と最低限のスペースになっています。これは子どもはいつか自立して出て行くから、というちょっと悲しい理由です。狭小地の平屋における、子ども部屋の優先順位が低くなるのは仕方ないと魔理沙も賛同。

 将来のことを考えて2階建てより平屋がいいという人には、将来的に空室になる子ども部屋を2階にする形も選択肢としてアリだそう。そうすることで1階を広く使えるのもいいですし、コスト面でも2階建てはいいとのこと。

 部屋の広さが同じ場合、平屋と2階建てでは平屋の方が高くなります。これは建物にかかる費用で最も高額なのは「基礎工事」だからです。コンクリート、鉄筋、人の手間などが高額なので、一般的に2階建てより基礎部分の広い平屋の方が高額になるとのこと。

 最後、それぞれLDKに取り掛かりました。魔理沙の家は玄関が家の真ん中にありますね。

 30坪の土地に建てる平屋の間取りが完成! 霊夢と魔理沙、どちらの家に住みたいでしょうか?

 完成した間取りを見るのも楽しいですが、配置の狙いを聞きながら間取りが書き上がる様子を見守るのもワクワクします。狭小地での家族3人の平屋の間取りに苦心した投稿者のゆっくり建築士picoさん。次は同じ広さで1人暮らしの間取りを書きたいそうです。

▼動画はこちらから視聴できます▼

【間取り比較】狭小地の平屋は建築士も苦労する!?

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