いまさら聞けない「一坪」ってどのくらいの広さ? 畳・畝・反…日本固有の面積単位をまとめてみた! 単位にまつわる豆知識も
今回紹介するのは、いーぴんさんが投稿した『弦巻マキの「意外と知らない科学単位」【㎡】』という動画。
VOICEROIDの弦巻マキが、意外と知らない単位「㎡」と関連単位、その歴史背景について解説を行います。
「平方メートル」の大きさと関連する面積の単位
弦巻マキ:
きょうの単位は「平方メートル」。面積の単位だね。学校の机を4つ並べると、だいたい1㎡だよ。1㎡を100個集めると1a。学校の教室の広さがこれくらいだね。
弦巻マキ:
そして1aを約40個集めると1エーカーという単位になるよ。1エーカーはサッカーグラウンドの面積のおよそ半分くらいに相当するんだ。某クマのぬいぐるみが住んでいる100エーカーの森は約650m四方、意外と狭いんだね。
弦巻マキ:
1aを100個集めると100ha、野球場の内外野を合わせた広さがこれくらいだよ。そしてわかりにくいことで有名な東京ドーム1個分の面積は約4.6755ha。これは東京ドーム周囲の土地を含めた建築面積であることに注意してね。
弦巻マキ:
1haをさらに100個集めると1k㎡、東京ディズニーランドとシーを両方合わせるとこれくらいだよ。逆に1㎡を1万個にわけると1c㎡。手の爪の大きさがこれくらいかな。
「面積の単位」発祥の歴史
弦巻マキ:
さて、面積の単位の歴史なんだけど、メートル誕生以前は平方ヤードや平方マイルが使われていたみたいだね。エーカーもヤードやフィートを用いた単位のひとつ。語源は古代ギリシア語の「ユゲラム」で牛と鋤をつなぐ「くびき」を意味するよ。
弦巻マキ:
もともとの面積は「雄牛2頭に鋤を引かせて、1日に耕せる広さ」。牧歌的というか、のんびりとした単位だったんだね。
弦巻マキ:
その後1277年にエドワード1世が1エーカーの面積を4ロッド×40ロッドと定めたよ。1ロッドは5.5ヤードで定義が長方形なのは牛で耕していたときの名残だね。この定義が現在まで残っているけど、アメリカでは値が異なるよ。その後メートルができてからは、㎡が主に使われているよ。
「畳」「坪」「畝」etc……日本特有の面積の単位
弦巻マキ:
さて、面積の単位として欠かせないのが、日本での単位。一番よく使うのは「畳」かな。「帖」という漢字を使うこともあるけれど、意味は一緒だよ。でも一畳の大きさは地方によってバラバラなんだ。種類はざっとこんな感じ。関東と関西でかなり違うから、引っ越しの際は注意してね。
弦巻マキ:
あと、坪はよく使われるかな。1坪の大きさは約2畳で面積は約3.3㎡。不動産などでよく使うかな。
弦巻マキ:
さらに大きい単位だと30坪で1畝。偶然にも1アールと同じくらいだね。
弦巻マキ:
10畝で1反、10反で1町。1反の田んぼで収穫できる米の量は、大人ひとりが1年に食べる量とされ、その量を1石と表していたよ。
弦巻マキ:
ちなみに平米という表現があるけど、これは平方メートルの略語。まったく同じ単位だけど、できれば㎡のほうを使ってあげてね。
一度は聞いたことがあるけれど、詳細まではわからないものが多い単位の解説に「はえぇ~」「ためになったねぇ~」といった様々なコメントが寄せられました。
解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。
『弦巻マキの「意外と知らない科学単位」【㎡・アール・エーカー・東京ドーム・畳・坪】』
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