「昔は三色が逆だった」フランス国旗“トリコロール”の雑学をサクッと解説。1分で読める、意外と知らない色の由来や配色の歴史
有名な国旗のひとつとして、しばしば挙げられるフランスの三色旗。 「3つの色」を意味する「トリコロール」という通称を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回紹介する、本石基さんが投稿した『【ゆっくり解説】意外と知らないフランス国旗』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、同人ゲーム『東方Project』の霧雨魔理沙(きりさめ まりさ)が、なぜフランス国旗は三色なのか、その由来を紹介します。
フランス国旗の色と意味
魔理沙:
フランスは西ヨーロッパに区分される国で、面積はおよそ64.1万㎢。日本の約1.7倍の大きさを誇るよ。ヨーロッパ諸国の中でもかなり大きい部類に入る国だね。フランスといえば世界的な絵画や美術品が集まるルーブル美術館や、首都パリにあるエッフェル塔など、いろんなスポットがあって観光地として人気な場所だよね。街並みも日本人からすると、ファンタジー世界を感じさせられてワクワクするよ。フランス国旗はこんな感じ。青白赤の縦三色旗だね。
魔理沙:
一般的にフランス国旗に使われている色はそれぞれ、「青が自由、白が平等、赤が博愛」を指すと言われているよ。
魔理沙:
ただ、これは正式なものではなく、俗説で本来は表のような由来を持つ色だよ。ちなみに青白赤の三色すべてで「パリと王家の和解」の意味があるんだ。
魔理沙:
なんでそんな意味があるかというと、この青白赤の三色旗の初登場がフランス革命頃なのが影響してそうだよ。フランス革命といえば、世界史で見ても代表的な市民革命で、要は「家柄がすべて」みたいな世の中の廃止を求めた革命なわけで、だから国旗に「王権を停止するけど仲良くしようね」という感じで和解の意味が込められたんじゃないかな。ちなみに1790年に登場した国旗は今と配色が逆だったよ。1792年には今の形になったようだけど。
魔理沙:
フランスは影響力の強い国だったから、他国の国旗にも影響を及ぼしていたりするよ。たとえばフランスとスペインの間にあるアンドラは、フランス国旗の色を使うようにデザインされたし、イタリアはナポレオン侵略に伴い、青を緑に変えた国旗が使われるようになったし、ほかにもちょっと離れてるルーマニアは、フランス革命に多くの人が共感した結果、今の国旗の形になったんだとか。世界には縦三色の国旗がそれなりにあるけど、由来を辿っていくとフランス国旗に辿り着いたりするね。
実はいまだにその歴史や起源はほとんど不明のままだというフランス国旗。それゆえに複数の物語や逸話の余地を残しているようですね。
解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画を視聴してみてください。
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