気分は鬼滅の遊郭編! 飛田新地の『鯛よし百番』に行ったら絢爛豪華な建築を楽しめたうえに鯛がメチャ美味しかった!
今回紹介する動画はNUKO★Kitchenが投稿した『飛田新地の料亭★鯛よし百番で鯛ちり鍋を食べてきたよ』です。文化財にも指定されている大阪西成区にある大正時代の遊郭建築の様子をお伝えしています。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
撮影許可はいただいています
大阪西成区、飛田新地にある「鯛よし百番」。ここは大正時代に建てられた本物の遊郭建築です。今も当時の姿で残り歴史を伝えています。今は料亭として営業しています。
建物は提灯で飾られています。建てられたのは大正7年ではないかと言われており、宮大工を何人か雇い、職人技を競わせて建てられた壮麗な建築です。
現在の飛田新地の入り口には大門跡があります。遊郭時代にはこの大門から順番にお店を格付けしていたそうです。「百番」は番付の最後の方にあり、当時、格式の高い遊郭だったことが分かります。
入り口から「百番」を探索していきます。
ここは「顔見世の間」。名前の通り娼妓さんたちがずらりと座って並んでいたのではないかと思われますが、大正5年に顔見世は廃止となったそうです。「百番」が建てられたのはその後の大正7年。当然、女性はここには並びませんでした。代わりに娼妓さんたちの写真パネルを並べていたそうです。
「顔見世の間」を通り過ぎて中へ上がると、竜宮城のような内装が施されています。
こちらは「応接の間」。正面には天女の絵があり、日光東照宮のような豪華な空間です。
壁には金箔や唐獅子、鳳凰といった装飾が施されています。
こちらは男性用トイレ。とても豪華な天井絵です。建物の廊下には一部損傷がすすんだものもありますが、現在もきらびやかな絵で彩られています。
お料理をいただくのは船をモチーフにしたこちらのお部屋。天井には彫り物が見えます。
現在は料亭として営業をしており、このような豪華な鯛ちり鍋をいただくことができます。完全予約制で2名から予約を受け付けているそうです。
現存する貴重な遊郭建築。色と欲にまみれた当時を偲んでみてはいかがでしょうか。
▼動画はこちらから視聴できます▼
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