「美少女ロボが生活する世界」を目指して! とあるエンジニアが大学を8留してもまだ夢を追い続ける理由とは?【足立レイ開発者インタビュー】
記事の要約
「等身大美少女ロボット」開発のきっかけ
美少女キャラ好きだったがアニメ調の人形が市販されていなかったため自作しようとしたのが原点。初音ミク登場を機にロボット製作を本格化。将来はエンタメ分野での活躍を目指す。
なぜ自立した二足歩行ロボットなのか
幼少期のアニメ体験から外部電源依存ロボを「生物として弱い」と感じ、内蔵バッテリーでの完全自立にこだわる。ケーブルは没入感を損なうため、一個体として完成させたい。
開発を支える仲間たち
当初一人だったが活動を通じ仲間が集結。動画を見て連絡をくれたnop氏がプログラム、歩行制御の第一人者吉崎氏が技術協力。弟は会計やグッズ製作で支える。
17年間の研究と人生をかけた開発
17年以上続く研究開発。大学留年・休学・中退、博士課程延長など学業の多くを捧げた。生活費を切り詰めて毎月2万円で生活しながら、高価なモータ購入に充てた。
クラウドファンディングの経験
CFでは完成への責任感と目標未達の不安、苦手な宣伝の心労があった。過去の実績が信頼となり、180名超から350万円以上の支援を獲得し開発を進められた。
足立レイの技術的挑戦と課題
自立には剛性・パワー・重心が鍵。細い足首への強力モータ内蔵は困難。モータを重ね力を集約して直立試験に成功。歩行には現パワーの2~3倍が必要なため改造を計画中。
なぜ「等身大」で「美少女」なのか
人間サイズこそ「最強」という可能性を感じ、機械での人間再現に挑戦。「美少女」の姿は、アニメキャラのような多様な魅力を持つロボットが現実にもいてほしいという願いから。
等身大美少女ロボットが描く未来
次の目標は安定した立位での動作。将来は自然な歩行へ。AI搭載で自律行動するキャラクターのようなロボットが、人間と共存し消費活動も行う未来を期待。