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疾走感あるギターロックが印象的なボカロ曲『ラズリベラ』初音ミクのビジュアルに「イラスト可愛すぎる」「大人かわいい」の声

 今回は、ノイさんが2025年7月1日に投稿した「ラズリベラ」を紹介する。
 本作は、歌い手、ボカロP、イラストレーター、動画師といったボカロ曲制作に関わるクリエイターがチームとなって、共同で楽曲を完成させる『ボカデュオ2025』投稿作品のボーカロイドバージョン。

文/小町 碧音(こまち みお)


 本投稿祭の参加作品としては、ノイ(ボカロP)、みそらみみ(歌い手)、カトレア(イラスト)、くすみ(動画)の4人によるユニット「静寂シロップ」の名義で「ラズリベラ」が公開されている。

 曲名の「ラズリベラ」は、青や天空を表すペルシャ語「ラズワルド」由来の「ラズリ」と、自由を意味する「リベラル」由来の「ベラ」を掛け合わせた造語だろう。
 
 <静かなベッドの上 深く漏らす吐息の熱 冷えたシーツの裏に隠す>というフレーズを表現するような熱を帯びたボーカルが印象的な静寂シロップバージョンは、人間だからこその体温が感じられるところに惹きがある一方、ボーカロイドバージョンは、その冷え切った音像の中で、クールな佇まいを貫いている点で実に対称的。

 サビの終わりにある<私の細部に染み込んでいくラズリ>というフレーズが示す通り、本作ではミュージックビデオの顔である孤高な初音ミク(主人公)の心象風景が描き出されている。
 そこで、作品の世界観にグッと惹きつけられるファクターは、なんといっても、イラストレーター・カトレアが描いた青い蝶が舞い寄るコケティッシュな初音ミクのビジュアルだ。

 煌めくシンセフレーズが飛沫を散らすたびに、そこにいる初音ミクの神秘的なオーラがさらに色濃くなっていく。もしかすると筆者だけかもしれないが、体感温度がマイナスに転じたかのような感覚にさえ陥った。その裏には、徹底された真夜中のビジュアルとクールななかに宿る情熱的なサウンドの力があると思う。

 そうした世界観をもって、本作の特徴ともなっているドライブ感のある鋭角的なギターサウンドが一層エモーショナルに、そしてひときわ際立つ存在と化す。

 全体的に夜の静けさを伝える青をベースとしたミュージックビデオ。初音ミクの青く発光する瞳。疾走感のある高速ギターロックサウンド。
 <沈黙の共犯 皆無の視線 渇いた行間湿らせて>という尖った雰囲気。それはまるで昼と夜に似ている。
 静と動の明確なコントラストから生まれる美しさがここにあった。

■information

「The VOCALOID Collection」 公式サイト

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