いつでも最後まで冷た~いコーラが飲める! “電子工作”で冷却&加熱装置「カップクーラー」を作ってみた
今回紹介したいのは、turboさんが投稿した『【VOICEROID解説】カップクーラーを作ろう!』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ペルチェ素子を使って缶ジュースなどを冷やせるカップクーラーを作ってみました。 ・冷却だけでなく加熱もできます。 ・温度測定, 表示できます。 ・簡単な温度制御ができます。 ・製作費5000円くらい。 完成&動画投稿できてよかった!
ゲームに夢中になっている間にすっかりぬるくなってしまったコーラ。そんなことのないように、冷蔵庫から出した飲み物の冷たさをキープできる冷却装置「カップクーラー」を作ります。
一番重要になる部品、ペルチェ素子です。一般に使われているコンプレッサーに比べ冷却力は劣りますが静かなため、ホテルの小型冷蔵庫など騒音の気になるところで使われています。
放熱用のヒートシンクとファンをペルチェ素子の裏に取り付けました。ペルチェ素子は表面で吸収した熱を裏面で放出するため、裏面を冷まして冷却性能を良くするためです。
またペルチェ素子の電源のプラスとマイナスを入れ替えると、加熱ができるようになります。そのため加熱冷却を切り替えられるよう、スイッチをつけることにしました。
温度を測定する機能をつけるために、サーミスタを使います。
各種制御や測定のためマイコンも使います。
マイコンはこういった計算をしてくれます。
温度の表示器は7セグLEDです。1つの文字を7つのLEDで表します。「.」も合わせ8つのLEDをマイコンで制御します。
ドライバです。加熱モードで飲み物が熱くなりすぎることを防ぐため、マイコンからの信号で60℃を超えたらスイッチが切れるようにしました。
マイコンやドライバを基板にはんだ付けし、冷やしたい飲み物を入れる容器を作り、筐体に詰め込みます。
電源とつないで……
カップクーラーの完成です! これで最後まで冷たい飲み物を楽しむことができますし、温かい飲み物は熱々にキープしてくれます。
▼動画はこちらから視聴できます▼
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