『鬼滅の刃』胡蝶しのぶの日輪刀をアルミ合金鋳造してみた! “毒注入機能”まで再現した職人の工夫に「凄い!」「天才か」と称賛の声
今回紹介したいのは、しまめさんが投稿した『[鬼滅の刃]胡蝶しのぶの日輪刀(毒注入機能付)をアルミ鋳造で作ってみた。』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
【鬼滅の刃】胡蝶しのぶの日輪刀(毒注入機能付)をアルミ合金鋳造で作ってみました。 基本全パーツ手作りで、自分がわかる範囲で日本刀の造りを再現したつもりです。 動画ではお見せ出来ませんでしたが、重量は鞘無しでおよそ500g。金属部分は全てアルミ合金なので軽いです。
創業50年以上のアルミ鋳物の町工場の職人であるという投稿者のしまめさん。そんなしまめさんが『鬼滅の刃』に登場する胡蝶しのぶの日輪刀をアルミ鋳造で作ります。なんと毒注入機能付きです。
まずは図面を作り、アクリル板でゲージ作り。
木の板に形状を写し、切ったり削ったり細部を加工して、鋳造用モデルを作ります。
刀身の手元の部分に嵌める金具「鎺」(ハバキ)はエポキシパテで制作。
柄の縁はアルミ合金で。
刀本体の鋳造用モデルが揃いました。鍔は胡蝶カナエの日輪刀用に作ったものを流用します。
モデルに砂がくっつかないよう離型剤を塗ります。細かな細工部分は念入りに。
各パーツのセットが完了。いよいよ砂込めです。
まずは下半分の砂型から。
次は注ぎ口である「堰(せき)」と「上がり」を立てた上型。
キレイに抜けています。
鋳造用の砂型の準備が完了しました。今回、しのぶの日輪刀は観賞用と毒注入機能付きの2種類を作ります。こちらは毒注入のため真鍮パイプを置いた砂型です。
アルミ合金を注いで鋳込み。上がりの穴からも溶けたアルミ合金が出てきます。
砂から取り出したパーツです。細かな模様までクッキリと綺麗に見えていますね。
毒注入用のパイプがちゃんと鋳ぐるめているか、まずは目視でチェック。
続いて、パイプが詰まっていないか水を入れて確認。バッチリです。
そして仕上げ。余分な箇所をを削り、バフ掛けでひたすら磨きました。
マスキングしての塗装。
鍔は色に悩んで2色で塗装しました。
柄は、サメ肌に見えるよう作業用手袋を塗装した上に柄糸を巻いています。
パーツが出来上がりました。鞘は毒注入用パイプと毒に見立てた液体を入れるスペース確保のため、少し長めに作っています。
組み立てたものです。奥が観賞用、手前が毒注入機能付きの日輪刀です。
毒注入機能がうまく働くかテストします。鞘を腰に刺して、毒に見立てた液体を鞘の中に注ぎました。あらかじめ鞘の中には細長いビニール袋をセットし、鯉口パーツで固定しています。
注射器とつながったパイプを柄頭のカプラに接続し、鞘の中から刀に毒を吸い上げます。
ペットボトルに刺して……
毒注入!
ペットボトルの中に毒液が広がりました。成功です!
毒注入機能まで再現した日輪刀が、アルミ合金鋳造で美しく完成しました。
制作過程の詳細、その使い方など、興味を持たれた方はぜひ動画もご覧ください。
視聴者のコメント
・凄い…!
・こうやって、毒注入のやつ作るんだ…!!
・天才か
・す、すごー!!
・ほしい
▼動画はこちらから視聴できます▼
『鬼滅の刃]胡蝶しのぶの日輪刀(毒注入機能付)をアルミ鋳造で作ってみた。』
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