木でロードバイクを自作してみた! ペダルレスで重量8.3キロと驚きの軽さ、漆塗りで仕上げたフレームは工芸品レベルの美しさ
今回紹介するのは、椿工藝舎さんが投稿した『木製ロードバイク4号車の製作』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
木製ロードバイク4号車の製作過程をスライドショー動画にしました。
材料には日本の木材タモとヤマザクラを使い、塗装は日本の伝統的な塗料である漆を使っています。
完成車重量はペダルレスで8.3kg、走行性能は一般的なロードバイクと同じくらいですが、乗り心地はカーボンバイクをマイルドにした感じになりました。
木材からロードバイクを手作りしました。漆塗りで仕上げており木目がきれいです。
フレームに仕込むパイプは、クロモリフレームを作るときに使用する部材を使います。シートポスト、ステム、ハンドルバーはスカンジウムを使います。フォークは、Columbusのフルカーボンを使います。
木材はヤチダモとヤマザクラを使います。
フレーム基本部分を接着します。ジョイントを作って補強もします。
ヘッドとシートのパイプを仕込む穴を開けます。
ケーブルを通す穴をあけて、ルーティングします。
チェーンステー、シートステーの曲げ型を作り、曲げ・積層をします。
黒檀でコラムスペーサーを作ります。
チェーンステー、シートステーを接着します。
タイヤは28cまで使えます。
フレーム全体を削り、最終的な形にします。
リアエンド金具をアルミ板から作ります。
錆付け後に漆をしみこませて表面を固めます。好みの色になるまで漆を重ね塗りします。
ホイールを取り付けて、各部クリアランスを確認します。
塗装を仕上げます。この後研磨するので、少し薄くなることを想定して重ね塗りをしています。
水研ぎ後にコンパウンドで磨きました。濃い色ですが、塗装の重量は50グラムほどしかありません。
仮組みをして一週間漆を完全硬化させます。
部品を組み付けて完成です。
乗り心地はカーボンフレームをマイルドにした感じだそうです。重量はペダルなしで8.3キロ。遠目には木材には見えませんが、近寄って明るいところで見ると木目が見えます。
椿工藝舎さんは、ギターの製作も手がけています。次は今回のフレーム設計を踏襲したディスクロードを製作する予定だそうです。
視聴者コメント
細かいところまで考えて作られてる・・・
工芸品だわ
びゅりほー!
かっこいい
木目見えてるのかっけー
文/高橋ホイコ