20年前のレトロなラジコンを魔改造! コックピット視点カメラとラズパイを搭載して走らせてみた
今回紹介したいのは、作業者いっぺいさんが投稿した『【魔改造】20年前のレトロなSFラジコンにコックピット視点カメラとラズパイを搭載した。』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
NIKKOのキャタピラとドリルの搭載されたSFチックなトイラジにラズパイとカメラを搭載して遠隔操作できるように改造した。
こちらはNIKKOのスクリュードライバーというラジコン。投稿者の作業者いっぺいさんが小学生の頃によく遊んでいたものだそうです。
キャタピラが動くと連動してドリルが回り、サスペンションも搭載しています。この思い出のラジコンを修理&改造します。
砂と埃が付いていたので、まずは分解して洗浄しました。
次は動作確認です。純正の送信機が行方不明のため、同じ周波数帯のトイラジ送信機を使用したところ、どのスティックを操作しても左に回ってしまいます。
改造前の構成は画像のようになっているのですが、代用品ではチャンネルの割り当てが違うようで操作できません。送信機と制御基板を交換する必要があります。
そこでXboxのコントローラーを使用し、Raspberry Piを搭載したラジコンに改造することに。また、コックピット視点の映像をリアルタイムで送信するためのカメラも乗せます。
組み込み前の動作確認の様子です。コントローラーの入力で左右がしっかり制御できています。
Raspberry Piや基板固定用のパーツを3Dプリンターで作り、電源や信号線を接続。
カメラはボディ上部に固定しました。
組み立て完了。Raspberry Piとカメラを搭載したラジコンの完成です!
コックピットのカメラがカッコイイです。
走らせてみるとスムーズな走行。ボディが少し映り込んでいるのも臨場感が出て良い感じです。
障害物を避けての走行も難なくクリア。小学生の頃に感じていたという操作性の悪さを、20年の時を経て克服しました。
走行には改造前の動きを再現したトイラジコンモードとMOTの出力をリニアに変更できるリニアコントロールモードがあり、それぞれAボタンとBボタンで切り替え可能です。トイラジコンモードは操作が難しく、暴走している感じが懐かしいと作業者いっぺいさん。
小学生の頃の自分が泣いて喜ぶような改造ができたというラジコン。実際の走行の様子に興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。
視聴者のコメント
・これは楽しそう
・ドリル・・・だと・・
・逆に映ってる方が良い
・実際に今時の小学生に使わせたらどう反応示すだろうか
・ロマンだ…
・GJ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【魔改造】20年前のレトロなSFラジコンにコックピット視点カメラとラズパイを搭載した。』
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