科学の力で尿を飲料水に!――宇宙飛行士が水も空気もない宇宙で生命維持する方法を解説「宇宙ステーションでは尿をリサイクルして飲んだりします」
宇宙ステーションはグローバル
田代:
ではちょっと時間を取って皆さんからいくつか質問をいただきたいと思います。真ん中の後ろの方が一番早かったのでマイクをまわしていただいてもいいですか。
来場者:
実は一週間前にアメリカのNASAに行ってきたのですが、グローバル化は人類が生き残るための手段ではないのかなとふと思ったのですが、どう思われますか。
大西:
とっても深い質問だと思います。宇宙飛行士の仕事の一番特徴的なところは、いろいろな国の人たちと一緒に仕事をするというのがあって、いいところがたくさん見えるんですよね。
宇宙ステーションのあのプログラムって、15の国々がそれぞれの強みを持ち寄って、やっと成り立ってるものなんですよね。一つの国じゃ絶対あんなことはできないんですけれど、15の国がそれぞれ、「自分はこんな強みがありますよ」「こんな技術を持ってますよ」って持ち寄って、科学的なステーションが作り上げられているので、そういう意味では必須だと僕は思いますし、それを実際に肌で感じました。
宇宙飛行士にはどうやったらなれるの?
田代:
それでは、そちらの黄色いパーカーを着てらっしゃる少年が、すごい良い目をしていたので、きっといい質問が出てくるのではないかと思います。
来場者:
宇宙飛行士って、どうやったらなれるんですか。
大西:
いい質問ですね! 何年かに一回、試験があるんですよね。その試験に応募しますって手をあげて、そこでいろんな試験をするんですけど、それに運良く最後まで通ることができたら、宇宙飛行士になれます。
もうちょっと具体的に言うと、まず体は健康じゃないと難しいので……決してスポーツ選手みたいに筋肉ムキムキだったりする必要は全然ないんですけど、好き嫌いをせずにいろいろなものを食べる。そういうのが健康な体を作ってくれますし、とっても大事ですね。あとはお勉強も大事なので、ぜひ頑張ってください。
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